金峰寺について

住職、お寺の歴史、
想い等のご紹介

住職紹介

ごあいさつ

住職
吉田 尚弘

よしだ しょうこう

平成28年に住職を拝命しました。
毎朝、檀家様のご先祖供養と本尊様のご法楽を本堂でさせて頂いております。
ご先祖様の戒名は、過去帳に書かれています。明治から始まって今日にいたるまでの命日の方の戒名を読み上げます。すると、多くの方の色々な人生が、香り立つかのように語りかけてくださるように感じられます。
開拓から今に至るまで、御先祖様方のご苦労はいかばかりであったことだろうと、私自身も身の引き締まる思いです。
大切なお参りを一生懸命させていただきます。皆様宜しくお願い致します。

院家(いんげ)
吉田 尚永

よしだ しょうえい

先代住職。現住職の父。「金峰寺だより」の作成をしています。「金峰寺だより」は供養のインフォームドコンセント。分かりやすくをモットーに努めてまいります。宜しくお願い致します。

ご縁起・ご詠歌・本尊・理念

お寺について

ご縁起

お寺の由来

明治30年ごろ、開拓始まって間もない旭川の地に、富山県から開拓に入った谷口與三(よぞう)氏は、明治38年に妻テイ氏を亡くしました。そこで、全私財を菩提寺の建立のために寄進され、同じように真言宗の弘法大師様を慕う人々と共に寺院創建の礎を築かれたといいます。
同42年11月21日、総本山金剛峯寺より「金峰寺」の寺号を授かり、檀信徒一同はこの上なく光栄なことと喜び感激したと伝えられています。

「創建時の金峰寺の扁額」 現在は本堂にてご覧いただけます。

ご詠歌

ごえいか

大雪たいせつの清き流れに影うつし 照らしたまえる峰寺みねでらの月

大雪の 清き流れに 影うつし
照らし給える 峰寺の月
たいせつの きよきながれに かげうつし
てらしたまえる みねでらのつき

「ご詠歌」の額は大悲閣に飾っています。

ご本尊

大日如来

だいにちにょらい

本堂の中央、総ヒノキ造りの宮殿(くうでん)の真ん中にいらっしゃる本尊「大日如来」は開基が富山県よりお迎えした仏様です。宮殿内の向かって左は不動明王、向かって右には地蔵菩薩がお祭りされています。

北海道三十三観音霊場16番札所

千手千眼觀自在菩薩

せんじゅせんげんかんじざいぼさつ

当寺は北海道三十三観音霊場の16番札所です。
「千手千眼觀自在菩薩」をお祀りしています。「千手」は数えきれないほど多いという意味、「千眼」は祈る我々を見過ごさない仏様の智慧を意味します。

金峰寺の理念

金峰寺は次の2つを理念として掲げます。

一、正しく丁寧に先祖供養を行うことを通し、檀家様に安心を得てもらうこと
一、仏教の学びを深め、正しく次の世代に伝達していくこと
社会・地域・世代間・人間関係など、日常生活の営みの中に多く潜む心の不安よりも、供養を通した柔らかな安定した安心が少しでも広がることを願っています。
道徳の根拠や理由、マナーの必要性などを、宗教・道徳・倫理を深めていくことを通し考えます。そして、金峰寺自らが社会の善の礎となれるよう精進します。檀家様のご質問に対しては、僧侶は正しい答えを明確に返答すべきであると考えています。その為に住職の意を対した僧分、在家並びに在家の職員により金峰寺は組織され、活動を行います。